「最近40センチ近いチヌが釣れていますよ」と釣研フィールドテスターの櫻澤昌隆さんから、取材のお誘いがあった。3月26日に同行取材をした。当日は同じく釣研フィールドテスターの大嶺亮一さんも参加。午前中のみの短時間勝負となった。
午前6時、大宜味村塩屋湾の通称イカダ前ポイントで釣りを始めた。前半は小型のタマンやミーバイ、フエダイなどがポツポツ釣れたが、本命がなかなかヒットしない。
大嶺さんは全遊動の仕掛けで、ガン玉オモリも付けず、ハリスと針と付け餌の重さだけで自然に仕掛けが落ちるように工夫した。コマセも軽く練るだけで、比重を軽めにして、バラけるようにまいた。
大嶺さんの作戦が的中したのか、満潮の潮止りの午前10時に25センチのチヌを釣り上げた。同10時50分に桜澤さんにもヒットしたが、40センチ前後のボラ。4分後に今度は、大嶺さんにヒット。軽くやり取りしてタモに収まったのは33センチのチヌだった。
下げ潮になって時合いかと思われたが、2人とも用事があるため、午前11時すぎに納竿。後ろ髪を引かれながら大宜味村を後にした。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)