辺野古阻止へ八重山住民の会発足 地方議員ら36人参加


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名護市辺野古への新基地建設阻止を訴えるため発足した「辺野古新基地建設中止を求める八重山の会」=10日、石垣市の官公労共済会館

 【八重山】八重山から米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設阻止を訴える「辺野古新基地建設中止を求める八重山の会」が10日、発足した。

県知事選で翁長雄志氏を支援した地方議員を中心に36人が参加。八重山郡民に今後予定される県民集会への参加を呼び掛ける。さらに、各種団体や企業などにも同会加入を訴え、地域ぐるみの組織化を目指す。
 共同代表には尖閣列島戦時遭難者遺族会の慶田城用武会長、元石垣市議会議長の入嵩西整氏、高嶺善伸県議が就いた。当面は、28日に名護市と那覇市で開かれる抗議集会と5月17日に沖縄セルラースタジアム那覇で実施予定の県民大会に、八重山郡民の結集を呼び掛ける活動に力を入れる。
 会見した入嵩西共同代表は「民意を尊重し、新基地は造らせないという思いで八重山でも取り組む」と強調した。来島中の安慶田光男副知事も駆け付け「知事のあらゆる手法で造らせないという思いは微動だにしない。皆さんも造らせない決意で頑張ってほしい」と激励した。問い合わせは事務局(電話)0980(87)0244。