ワニグチモダマ、本島北部で自生確認 先島から漂流か


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本島でも自生が確認されたワニグチモダマ

 【北部】西表島や石垣島に分布するワニグチモダマ(マメ科、奄美、八重山諸島、台湾、東南アジアに分布。準絶滅危惧種)が、本島でも自生していた。

 海岸の高木に絡みついて約10メートルにもなる。枝から長い花茎をたらし、薄い黄緑色の花がいくつも固まって咲いていた。植物の専門家は「豆果(とうか)が漂流したかもしれない」と話している。
 豆果は偏平な丸形。「ワニグチ」は神社などのさい銭箱の上方に縄の付いた鐘「鰐口(わにぐち)」に豆果が似ているからだそうだ。(幸地光男通信員)