尾長グレ、20年ぶり県新記録


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 フカセ釣りで人気ナンバー1の尾長グレの県記録が20年ぶりに更新された。南釣友会の大城健一さんは4月10日、那覇一文字の北の新堤に渡った。午前6時30分から釣り開始。コマセをまくが魚の姿が全く見えない。午前9時くらいになり、潮が少し緩くなり、徐々に魚の姿が見えてきた。コマセのまき方を工夫して自分の方へ魚を集めるようにすると、50センチオーバーの尾長グレが5匹確認できた。

 しばらくすると潮受けが引き込まれた。リールのベールを開けたままアワセると、ものすごい勢いで海底まで引き出された。慎重にやりとりをしてウキが見えるまでラインを巻き取っては出されること3回、今度は底に張り付いた。

 耐えていると再び動き出し、さすがの大物も疲れたのか海面へと浮いた。隣にいた顔なじみの釣り人がタモ入れし、60センチ・4.13キロの県記録が生まれた。

 10~12日の3日間、金武町浜田漁港を会場にヤイバ磯祭りが開催された。30センチ以上のフカセ対象魚5匹までの総重量を競うもので、主な結果は次の通り。

▽1位・金城海渡(5匹、3870グラム)

▽2位・加福大地(5匹、3535グラム)

▽3位・比嘉将和(5匹、3225グラム)(おきなわ釣王国社・仲栄真修)

12日、5匹のイスズミを釣ってヤイバ磯祭りで優勝した金城海渡さん
10日、那覇一文字で60センチ・4.13キロの尾長グレを釣った大城健一さん
6日、浜比嘉島で7.06キロのクブシミを釣った嘉陽直志さん
5日、中城海岸で33.5センチ・0.54キロのタマンを釣った當眞琉丞さん
11日、熱田海岸で2.22キロのアオリイカを釣った亀浜浩也さん
4日、北谷海岸で42センチ・1.12キロのチヌ他を釣った松田和希さん
10日、前兼久漁港で2.24キロのアオリイカを釣った伊波健二さん
5日、本部新港で60.6センチ・4.46キロのアーガイを釣った當眞嗣道さん
11日、宜野座海岸で90.8センチ・10.54キロのロウニンアジを釣った金城秀喜さん