マグロ漁船はえ縄切断 米軍が来週最新情報


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 2014年に県内のマグロ漁船のはえ縄が切断され米軍の音響測定艦の関与が疑われている問題で、米海軍省法務部が「来週末までに最新情報を報告する」と県漁業協同組合連合会(県魚連)に伝えていたことが17日までに分かった。

 米海軍省法務部からの回答は16日に電子メールで届いた。被害に遭った漁業者から「現況について知りたい」との問い合わせがあり、県漁連が同部に問い合わせていた。
 同省法務部からの連絡は14年12月から約4カ月ぶり。昨年末に県漁連に送られてきた電子メールには、問題発生時に米軍の音響測定艦を運航していたデンマークの民間会社と保険会社で協議する旨が伝えられていた。その後の連絡は途絶えていた。
 県内マグロ漁船のはえ縄切断は、クロマグロの漁獲最盛期である5~6月にかけて発生した。被害に遭って、はえ縄が使えずクロマグロの群れを目前に泣く泣く引き返す漁船もあったという。