伊集、當山氏が一騎打ち 東村長選、20年ぶり


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(左から)伊集盛久氏、當山全伸氏

 【東】任期満了に伴う東村長選挙が21日、告示された。届け出順に、現職で3期目を目指す伊集盛久氏(74)=無所属、元村役場職員で新人の當山全伸氏(66)=無所属=が立候補を届け出て、一騎打ちが確定した。

投開票日は26日。両氏は届け出後、選挙運動用自動車で村内各地を回り、支持を訴えた。
 20年ぶりの村長選挙では、少子高齢化による過疎対策や米軍北部訓練場の一部返還に伴う同村高江のヘリコプター着陸帯移設計画の是非が争点となっている。伊集氏は同計画が「米軍基地を整理縮小するには現実的」と容認する。反対の當山氏は「住民の安全が守られない」として訓練場の即時返還を求めている。
 21日時点の有権者数は1528(男性841人、女性687人)。期日前投票は22~25日の午前8時~午後8時の間、村役場で受け付けている。

 伊集盛久(いじゅ・せいきゅう) 1940年9月9日生まれ。74歳。東中学卒。66年村議に初当選。2002年までに計7期村議を務め、90年から3期12年は村議会議長。07年から現職。東村宮城出身。

 當山全伸(とうやま・まさのぶ) 1948年10月25日生まれ。66歳。日本大農獣医学部卒。73年6月から村役場勤務。経済課長、企画観光課長、会計管理者などを務め、2009年に退職。東村有銘出身。