春季九州高校野球 糸満、準決勝へ調整 きょう九産大九州戦


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準決勝に向けて練習に臨む糸満ナイン=22日、佐賀県のみどりの森県営球場

 高校野球の春季九州大会(第136回九州大会)は23日、佐賀県のみどりの森県営球場で準決勝が行われ、糸満は午前10時開始の第1試合で九産大九州(福岡・推薦)と対戦する。大会休養日の22日、糸満ナインは同球場で練習に臨んだ。

 糸満は初戦と準々決勝で延長までもつれる激戦を制して勝ち上がった。2試合で24安打18得点と強化してきた打撃力が成果を出している。対する九産大九州は選抜大会で好投した左腕の岩田を擁しており、準々決勝の佐賀商戦では14安打を放つなど打線も活発だ。
 糸満の上原忠監督は「いい投手からいかにして打つかだ」と攻略を目指し、練習では打撃練習に多くの時間を割いた。準々決勝の九回に逆転の二塁打を放った大城翔太郎は「バッティングの調子は上がっている。相手は打ちにくい投手だけど対策をしたい」と力を込めた。
 初戦、準々決勝と先発のマウンドを任された平安常輝は「先頭打者の入りが課題だと感じた」と登板した2試合を振り返る。そして、「今まで迷惑を掛けたので次はピンチでも粘り強く投げたい」と誓った。