【中国時報】台湾の出生率、低さ世界2位 高齢化が深刻に


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 昨年、台湾の出生率が世界で2番目に低いことが明らかになり、急激な人口の高齢化と人口減少による労働力不足に対する不安が深刻さを増している。移民も急増する中、10年以内には大学生が12万人減少し、労働人口は180万人減少すると試算されている。

 既婚者の70%が出産をためらう理由として挙げているのが教育費の高騰。一説では子供1人当たり500万元(約2千万円)にも上るとされており、97%の既婚者が政府に対し、育児に関する補助政策の充実を強く求めている。
 台湾は人口高齢化の速度も世界で最も早い。労働力不足を補うため移民の受け入れを始めたことから「新移民」は50万人に迫る勢いで、8組に1組が国際結婚している。移民との2世も10年で7倍と人口構成にも大きな変化が現れている。