【中国時報】線路跡を緑の公園に 台中市が再開発計画


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 台中市はこのほど、近く供用が始まる台中駅の新駅ビルと鉄道の高架化に伴い、従来の線路を緑化して再開発する計画を打ち出した。線路跡を帯状の公園として残し、駅を取り巻く一帯も歴史的建造物として見直す方針。

 台中市は1900年代、アジアで最も早く近代的な都市計画の下に作られた街で、京都を模して碁盤の目状に道が整備された。08年には鉄道が開通、街は駅を中心に発展した。しかし、都市機能の新都心への移動により、近年は駅前一帯の衰退が著しかった。
 市と再開発を考える都市計画チームは旧線路を「空中鉄道ガーデン」と位置づけ、1・6キロの歩道と自転車専用道路を整備。近隣のショッピングモールなどとも連携し、生活の中で生き続ける史跡として残したいと話している。