【中国時報】野球部への支援要求 嘉義大校友会


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 国立台湾嘉義大学校友会はこのほど、同校の前身である嘉義農林高校の甲子園出場を映画化した魏徳聖監督に対し、関連グッズの販売で得た利益から、同学野球部への支援金を求めることを理事会で可決した。

 「KANO」と題された同作品は台湾で記録的ヒットとなり、公開前に商標登録した「KANO」の関連グッズの売り上げは3億元(約12億円)に上るともされている。
 一方、嘉義大学野球部は現在、活動資金不足の苦境に立たされている。校友会の蔡武璋名誉会長は、映画「KANO」がほぼ自著を基に作られたにもかかわらず、映画製作が事前に知らされなかったことも指摘した。校友会では監督への不満が高まっており、同校野球部への支援金のほか、商標登録を期限付きのものにすることも要求することにしている。