【中国時報】台湾人の出入国簡素化申し入れ 中国に厦門大研究院長


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 厦門大学台湾研究院の劉国深院長は6日、台湾人の中国での出入国手続きを簡素化するよう中国政府に申し入れたことを明らかにした。習近平国家主席も台湾との交流促進に言及しており、実現の可能性は高いと劉氏は述べている。

 内容としては台湾向けノービザ制度の新設やビザに相当する「台胞証」の電子化、現在5年となっている期限の延長が簡素化の骨子。劉院長は平潭や厦門など福建省の自由貿易地区で試験的に先行実施することも政府に提案している。
 習主席はこれまで台湾の朱立倫国民党党首との会見で今後の方針として5点を提示。そのうち3点で台湾との人的交流の簡便化に触れている。手続きの簡素化は中国の台湾系企業が長年望んできたものであり、今後の動きに注目が集まっている。