先島、本島 きょう明け方から暴風に 台風6号、大雨の恐れ


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 気象庁によると、強い台風6号は11日午後10時45分現在、西表島の南約110キロにあり、時速約35キロの速さで北東へ進んでいる。台風は12日にかけて速度を上げながら沖縄地方へかなり接近する見込み。

 沖縄気象台によると、石垣島地方と宮古島地方は12日明け方、沖縄本島地方は12日明け方から12日昼前にかけて暴風となる見込み。沖縄本島地方は12日朝に最も接近する見込み。
 台風の中心の気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル。中心から半径80キロ以内では風速25メートル以上の暴風、半径190キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。
 12日の最大瞬間風速は石垣島地方で45メートル、与那国島地方で30メートル、宮古島地方で50メートル、沖縄本島地方で45メートル、大東島地方で25メートルの予想。沖縄本島地方では12日に1時間60ミリの非常に激しい雨が降る恐れがある。沖縄気象台は浸水、増水に注意を呼び掛けている。気象台によると5月の台風は2011年以来で、梅雨入り前の台風は珍しいという。県は11日午後、災害警戒本部会議を設置した。沖縄電力も災害対策本部を設置した。