志賀原発に活断層か 1、2号機運転困難に


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石川県志賀町の北陸電力志賀原発。右から1号機、2号機=2014年4月

 北陸電力志賀原発(石川県)の敷地内断層について、原子力規制委員会の有識者調査団は13日の会合で「活動性を否定できない」などとして、地盤をずらす可能性のある断層(活断層)の疑いを指摘する意見書を公表した。4人の有識者とも同様の見解だった。

 規制委は昨年8月に申請のあった2号機の新規制基準に基づく審査を保留しており、有識者の評価を「重要な知見」として、あらためて審査する。仮に審査で断層の活動性が認定されると、現状では2号機の再稼働は困難となる。また1号機は審査の申請をしていないものの、断層の真上に原子炉建屋があり、廃炉となる可能性が高い。
(共同通信)