きょう県民大会 新基地阻止結集へ 午後1時、セルラー球場


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古新基地建設阻止を訴える「戦後70年 止めよう辺野古新基地建設!沖縄県民大会」が17日午後1時から、那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で開かれる。大会には翁長雄志知事が登壇し、新基地建設阻止に向けた決意を語るほか、アカデミー賞を受賞した映画監督のオリバー・ストーン氏が寄せたメッセージを発表する。米軍普天間飛行場の閉鎖・撤去、辺野古新基地建設と県内移設の断念を求める大会決議も採択する。実行委員会は3万人以上の参加を目指している。

 共同代表には芥川賞作家の大城立裕氏と白梅同窓会の中山きく会長、稲嶺進名護市長、金秀グループの呉屋守将会長、かりゆしグループの平良朝敬最高経営責任者(CEO)、連合沖縄の大城紀夫会長が就任しており、経済界や労働界を含めた幅広い枠組みで新基地建設阻止を訴える。
 大城立裕氏は体調不良で不参加となったため、本人のあいさつに代わってメッセージが読み上げられる。大会決議については、5月末からの翁長知事の訪米に同行する共同代表の平良氏と稲嶺市長に文書を託し、米政府関係者に届ける方針。
 辺野古基金の共同代表を務めるジャーナリストの鳥越俊太郎氏、元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏も登壇し、辺野古移設反対の思いを語る。米軍キャンプ・シュワブゲート前で新基地建設反対の運動に取り組むヘリ基地反対協の安次富浩共同代表、名護市の二見以北住民の会の松田藤子会長が現場報告をする。大会のイメージカラーは「青」に設定しており、実行委員会は青色の服などを着用し参加するよう呼び掛けている。
 実行委の代表者らは大会後、5月24~26日の日程で上京し首相官邸、外務・防衛両省などに大会決議を届ける予定だ。
  ◇  ◇  ◇
 琉球新報社は17日午後1時から、那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で開催される「戦後70年 止めよう辺野古新基地建設!沖縄県民大会」を琉球新報のホームページでネット中継します。