【中国時報】ホテルネット予約急増 台湾、旅行業者に打撃


社会
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 インターネットのホテル予約サイトの利用者が近年大幅に増加し、台湾では旅行業界に深刻な影響を与えている。台湾の旅行商業同業協会はこのほど、政府の観光局などに対し対応策を検討するよう陳情した。

 台湾国内で旅行サイト「易遊網」を運営する王岳聡社長によると、海外の予約サイトの影響で利用者の3割から5割がすでに流失。旅行業者と同じ業務を行っているにもかかわらず政府の認可を必要とせず法的拘束も受けない上、海外に拠点を置くため国の税収にもつながっていないと指摘した。
 現在台湾で人気の予約サイトは、「アゴラ」「エアーB&B」など数社。世界100カ国以上の安価な宿泊先を無料で予約できる。業界ではサイトが航空券やツアーの販売に業務を拡大することを危惧している。