オスプレイ墜落 ハワイ、1人死亡 普天間配備と同型


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 【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが17日午前11時40分(日本時間18日午前6時40分)ごろ、訓練中に米ハワイ州オアフ島の空軍基地内に墜落した。乗っていた隊員22人のうち、1人が死亡し、21人が病院に搬送された。

海兵隊が事故原因を調査している。同型機は米軍普天間飛行場に2012年から配備されており、安全性をめぐる県民の懸念がさらに高まっている。事故後の18日午後、在沖米海兵隊は「現時点で普天間飛行場での飛行を中止する予定はない」と回答し、オスプレイの飛行継続を表明した。
 海兵隊によると、事故が起きたのはオアフ島南東部のベローズ空軍基地。カリフォルニア州キャンプ・ペンドルトンに拠点を置く第15海兵遠征部隊所属の海兵隊員らが搭乗していた。同部隊は今月10日から7カ月の予定で、米太平洋軍が統括する地域など国外などへの派遣任務に就いていた。海兵隊は今回の墜落事故について「ハードランディング(激しい衝撃を伴う着陸)」と説明している。
 ハワイのテレビ局や新聞社のホームページには、墜落したオスプレイの機体から激しい炎や大量の黒煙が上がり、騒然とする現場周辺の映像や写真が掲載されている。目撃証言として伝えたところでは、オスプレイ3機が基地内で降下を始め、大きな土煙が上がった。2機は上昇したが、残る1機の姿は見えず、黒煙が立ち上り始めたという。
英文へ→Osprey crashes in Hawaii, one dead; same model as Ospreys deployed at Futenma