大理石で三線ツメ 宮里さん、4ヵ月かけ手作り


社会
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三線の巨大ツメを作った宮里昌秀さん=7日、沖縄市

 【沖縄】お菓子などの空き缶で作る「カンカラ三線」を製作する宮里昌秀さん(76)=沖縄市山里=が、全長30センチ、重さ7キロにも及ぶ大型の三線のツメを製作した。

宮里さんは「床の間に置いて飾ってほしい」と話し、大理石やクスノキでできたツメを披露した。
 宮里さんは2年前まで大工だったため、試行錯誤しながら家の内装品などさまざまなものを作ってきた。大型の三線のツメは廃材となった木や大理石をもらい、約4カ月かけて丁寧に削って形を整えた。
 以前から製作しているカンカラ三線は60個以上になり、ハワイやアメリカからも製作の依頼があるという。宮里さんは「自分にしか作れないだろう。人がやらないことをやりたい」の満面の笑みで話した。
 カンカラ三線やツメの製作を受け付ける。問い合わせは宮里さん(電話)090(1941)5764。