5月22日、「スルスルするるー釣り」の取材をすることになり、慶良間諸島奥武の6番に渡った。「スルスルするるー釣り」とはキビナゴを餌に全遊動仕掛けで大物を狙う沖縄で確立された釣り方で、その開発者の1人が与那嶺功さん。今回は与那嶺さんと、釣友の石川清久さんの釣行に同行取材した。
午前6時すぎから釣り開始、最初のヒットは午前7時45分、潮の流れに合わせ仕掛けを流していた与那嶺さんに3キロのカツオが釣れた。さらに午前8時57分に再び与那嶺さんに同サイズのカツオが釣れた。先に2匹を釣られ内心穏やかでなかった石川さんにも、9時33分に2キロ前後のカツオが釣れ、ほっと一安心。
午前11時28分、潮の流れが緩くなり、仕掛けを沈め気味に流していた石川さんに今までより重量感のある引きの魚がヒット。満身の力で魚の引きに耐え、ゴリ巻きでリールを巻き魚を寄せた。
1分ほどで海面に浮いたのは78センチ・7.1キロのでっかいウムナガー。2012年7月にも13.5キロのオーマチを釣った経験のある石川さん、予想外の大物がヒットするのがこの釣りの魅力だと笑った。丸沖つりぐ(電話)098(867)0458。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)