4月の県内有効求人倍率、6年1カ月ぶり最下位脱出


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 沖縄労働局が29日発表した4月の県内の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0・01ポイント増の0・80倍と2カ月連続で復帰後最高値を更新した。県統計課が同日発表した4月の完全失業率(原数値)は、前年同月比0・8ポイント改善し5・0%だった。

県内の有効求人倍率は全国最下位が続いていたが、4月は最下位の埼玉県(0・78倍)を抜いて2009年3月以来、6年1カ月ぶりに最下位を脱出した。
 新規求人数は28・5%増の9180人で5カ月連続で増えた。産業別で増加幅が大きいのは卸売業・小売業が約2倍、生活関連サービス業・娯楽業が50・6%増、サービス業が39・3%増などだった。
 待鳥浩二沖縄労働局長は、6年1カ月ぶりに全国最下位を脱出したことについて「観光業、小売業の伸びが高い。今後も観光を中心に伸びていくと判断している」と分析した。
【琉球新報電子版】