【中国時報】女性ホルモン、化粧品への添加禁止


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 台湾政府食品薬物管理署は、化粧品やシャンプーなどへの女性ホルモンの使用をことし末までに全面的に禁止すると明らかにした。女性ホルモンは世界的にも高い発がん性が知られており、欧州連合(EU)をはじめ多くの国が市販品の使用を禁止している。

 同署の調査によると、5月10日現在、台湾で市販されている女性ホルモン添加製品は241品目。乳液などのボティーケア製品が3分の2を占め、残りがシャンプーやリンスとなっている。法令施行後に販売すれば、商品没収の上、1年以下の懲役または15万元(約60万円)以下の罰金が科せられる。
 世界保健機関(WHO)は女性ホルモンが卵巣がんや子宮内膜がんの発病原因となるとして第1類の発がん性物質に認定。東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国やカナダでも市販商品への添加を禁止している。