日ハム「名護に必ず戻る」 新城さん、北海道取材で手応え


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北海道の日ハムファンの意見を伝えるジョバンニこと新城拓馬さん(右)とヤンヤンこと金城一也さん=1日、名護市のFMやんばる

 【名護】北海道日本ハムファイターズが名護市でのキャンプ期間短縮を決めたことについて、名護市のコミュニティーラジオ局「FMやんばる」パーソナリティー「ジョバンニ」こと新城拓馬さん(29)が北海道を訪れ、日ハムファンの声を取材した。

新城さんは自身の番組「やんばるスポーツ編集社」の1日の放送でファンの声などを報告し「日ハムは必ず、名護に戻って来ると確信した」と手応えを語った。
 4月に日ハムのキャンプ期間短縮が報道されて以降、日ハムが名護キャンプから撤退するのではという不安が市民の間に広がっていた。
 真実を知ろうと、新城さんは5月28日から3日間北海道を訪れ、地元ファンら256人分の声を集めた。滝川市のFMにも出演し「球場を改修して待っている」とメッセージを送った。
 新城さんは球団関係者との交流の席で、名護市教育委員会の座間味法子教育長が「2020年を目標に、球場改修するために動きだしている」と宣言し、竹田憲宗球団社長が「名護は絶対だ」と述べたことを紹介。「期間短縮は改修期間のみの一時的なもの。ファイターズは必ず、名護に戻って来る」と断言した。
 「毎年名護キャンプを楽しみに頑張っている」「写真が撮りやすい球場にしてほしい」など、ファンの声も紹介。「37年の心のつながりとファンの熱さを感じた。名護でも熱いファンを広げよう」と呼び掛けた。
 新城さんは「名護市内で(日ハムの従来通りのキャンプ再開に向けて)二分された市民が一つになるチャンスだ」と期待した。
 8日のやんばるスポーツ編集社では引き続き、北海道のファンの声を届けるほか、日ハムにまつわる思い出話なども募集している。問い合わせは(電話)0980(54)1515。
 周波数は77・6メガヘルツで、ユーストリームでも視聴できる。ホームページはhttp://fmyanbaru.co.jp/