また米兵逮捕 那覇で強盗致傷疑い 県警、8日で7人


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 沖縄県警は6日、男性を殴り現金を奪ったとして強盗致傷の疑いで、在沖米海兵隊キャンプ・ハンセン所属の3等軍曹(26)を逮捕した。3等軍曹は「私は何もしていない」と容疑を否認している。県警は、事件に3等軍曹とは別にもう1人米軍人が関わっているとみて、この米軍人の逮捕状を取って行方を捜査している。

 県警は5月30日以降、道交法違反容疑で米兵6人を逮捕しており、米兵の逮捕者は8日間で7人目となった。
 逮捕容疑は5月24日午前5時25分ごろ、那覇市久茂地の国際通り沿いのビルの軒下で休んでいた浦添市の鉄工作業員の男性(21)を殴り、現金4千円を奪った疑い。男性は左頬骨骨折など全治2カ月のけがを負った。
 被害者の男性が「面識のない外国人2人に殴られた」と110番していることから、那覇署は事件には容疑者とは別の米軍人1人が関わったとみて捜査している。
 那覇署は被害者の供述や防犯カメラの映像を分析して容疑者と使用車両を特定した。6日、北谷町の国道58号を走行する容疑者の車両を発見した警察官が停車を求め、職務質問した。その後、容疑者本人と確認し、その場で逮捕した。