【中国時報】対中国輸出額5月は8.2%増


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 台湾政府財政部(省)の発表によると、5月期の台湾の輸出額は昨年比で3・8%の減少。ことしに入って不調続きだが、対中国・香港輸出額は4月の12・2%減から5月の8・2%増にまで持ち直しており、ことし第4四半期には黒字に転じると予想している。

 減少幅の大きい輸出品目は、通信関連商品が29・7%減でトップ。次いで電子製品の13%、プラスチック原料および製品の11%と続いた。輸出先ではヨーロッパが12%減と最大の下げ幅だった。
 財政部の葉満足統計処長は、特に通信関連では中国国産の製品も売り上げが落ち込んでおり、中国の内需低迷も輸出不信の一因。昨年比では減少しているが、5月はことし最高の輸出額を記録しており今後の動向は楽観できるとしている。