【中国時報】流行音楽の発信地に 台南、日本植民地跡に新特区


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 台湾政府文化部(省)の新しいコンテンツ特区が12日、台南駅に隣接する日本植民地時代の史跡跡にオープンした。小規模ベンチャー企業のための各種施設を備え、海外市場を視野に入れた現代音楽創作のためのサービスを提供していく。

 敷地は総督府の専売局跡地で、赤レンガ倉庫や引き込み線のホームなどを活用。演奏のためのホールやリハーサル施設なども完備する。運営は台南科技大学が15年契約で行い、入居者からの権利金は人材育成のために活用される。
 文化部の邱于芸政務次長は、国内で五つ目となったコンテンツ特区について、「四つが民間の機関により運営されている。今後は特区間の連携強化なども行い、世界に発信できる流行音楽の発信地にしていきたい」と期待を示した。