翁長知事、きょうケネディ米大使と初会談


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 翁長雄志知事は19日、キャロライン・ケネディ駐日米大使と都内の在日米大使館で初めて会談する。会談で知事は米軍普天間飛行場を名護市辺野古に移設する計画の見直しを求める県の立場や辺野古新基地建設に反対する沖縄の強い民意を伝達する。オバマ米大統領ともつながりを持つケネディ氏に普天間の県外移設を直接訴え、米政府に現行計画を見直すよう求める。

 翁長知事は当初、4月下旬の日米首脳会談や5月下旬からの自身の訪米より前の会談を求めていた。
 ケネディ氏は23日に糸満市摩文仁の平和祈念公園で開かれる県主催の沖縄全戦没者追悼式に出席する意向。戦没者に追悼の意を示す23日を前に、重大課題である普天間問題で意見を交わしておく必要があるとの判断から、19日の初会談が決まったとみられる。