【中国時報】歴史的建造物ホテルに改築


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 台北駅裏の大稲〓にこのほど、1929年に建設された大豪邸を改築したホテル「台北城大飯店」がオープンした。歴史的な建造物をホテルに改築するのは台湾初の試みで、美しい外観とモダンな内装が話題となっている。

 建物は戦前パイナップル缶詰の製造で巨万の富を成した葉金塗氏が1929年、3年の歳月をかけて完成させたもの。3階建てのバロック建築で、屋上には近隣の住民も散策できる大庭園を完備。1930年代には台湾を代表する壮麗なビルとして名をはせた。
 戦後は数々の転売の後、廃虚化していたが、台湾のホテルグループが買収し、5億元(約20億円)を投じて改装。かつての面影を残しつつ地下3階地上14階のホテルに生まれ変わった。料金はネット予約で1泊3400元(約1万3千円)からだ。

※注:〓は土ヘンに「呈」