負担軽減と言えない 嘉手納基地運用状況で県公室長


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 県議会6月定例会は30日、一般質問2日目の質疑を行った。米空軍嘉手納基地の運用について町田優知事公室長は「米軍再編に伴う一部訓練移転が実施されているが、外来機のたび重なる飛来に加え、米国州空軍F16戦闘機がことし1月に続き今月も配備されるなど、目に見える形での負担軽減が表れているとは言えない」と述べた。

 町田公室長は嘉手納基地の運用状況について、常駐機と外来機の2014年度離着陸回数は計4万2446回に上り、そのうち外来機と考えられるのが約1万1千回と全体の約25%を占めると説明した。
 沖縄自動車道のインターチェンジ整備について、末吉幸満土木建築部長は「(沖縄市の)池武当インターチェンジの設置は地域活性化、渋滞緩和の観点から有効だ。沖縄市などと連携し、事業化に向け取り組んでいきたい」と意欲を示した。以上、中川京貴氏(自民)の質問に答えた。【琉球新報電子版】