逮捕2人の解放求め、辺野古ゲート前100人抗議 名護署にも30人


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2人の逮捕に対して抗議の声を上げる市民ら=1日午前、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古での新基地建設をめぐり1日午前、米軍キャンプ・シュワブゲート前で6月30日に抗議中の市民2人が逮捕されたことを受け、早朝から100人近い市民がゲート前に集まり「不当拘束をやめろ」「仲間を返せ」と抗議の声を上げた。名護署にも2人の釈放を求める市民約30人が詰め掛けた。

 市民らは午前9時半ごろ、基地内に入る工事関連車両を阻止しようと旧ゲート前に座り込んだ。市民を機動隊が一斉に排除し、一時騒然とした。混乱の中で女性1人が腕に切り傷を負った。
 この日、沖縄防衛局が海底掘削(ボーリング)調査を行うスパット台船3基と大型クレーン船1基に作業員の姿は確認されなかった。市民らも海上での抗議はしていない。【琉球新報電子版】