タマン、ガーラ 大物続々


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 今年の旧暦はうるう月の翌年に当たり、海の季節に20日ほどのずれがあったが、昔から旧暦5月4日(新暦6月18日)の糸満ハーリー鉦が鳴ると梅雨が明け、海は夏本番を迎える。
 パヤオ釣り
 本番近い大型マグロ44.5キロなど。沖大前で居酒屋ぐるくんを経営する赤嶺孝義さん、週1度は糸満パヤオへ釣行する。5月30日、与根漁港からのぞみ丸で出て、全長151センチ、44.5キロのキハダマグロと12キロ1匹、4キロ級メバチ22匹と大釣りした。大型マグロ釣りは水深150メートルぐらいの深い棚で釣る。電動リールに350号のオモリ、ムロアジを餌にマキエ袋を使用する。隣の釣り人と仕掛けが絡まないようにチームプレー。釣期は昨年より少しおくれ気味。(マンモス曙)
 慶良間沖釣り
 グルクン好調。フカセでタマン4匹など。宜野湾市の新門正志さん、6月3日、北谷浜川漁港からかず丸(天野船長)で男岩近くでフカセ釣り。71センチの大型タマンなど4匹を釣った。グルクンサビキも持参するが流れを見て道糸、ハリス8号、チヌバリ8号、スルルの餌でフカセ釣りをする。この日はグルクン狙いの人も平均60匹ぐらいの大釣りをしていた。(シーランド北谷)
 泡瀬一文字の釣れた潮時
 6月2日、午前5時半、4番に下りた仲地勇人さん、1週間前に52センチのイラブチャーを釣った内側向きにサオを出す。仕掛けはハリス4号のフカセ釣り、下げ潮時の外に流れる潮では全くアタリなし、流れが変わった上げ潮時にシャクチなどが集まり、15時半ごろ44.5センチのガラサーを釣った棚は7メートル。(熱田つりぐ)
 金武・中城湾そろそろサヨリの気配
 泡瀬一文字と浜比嘉ビーチでサヨリ。南寄りの風が多くなると海中道路、金武海岸など回遊する。
 近場で好調夜釣りのタマン
 瀬長島、中城モール、読谷海岸、前兼久、伊計島など。5月26日23時、瀬長島で仲村安一さん、72センチの自己記録魚を釣った。(つりぐのぞうさん)
 中城モールでは金城真尚さんが6月2日、52.8センチのタマン。(熱田つりぐ)
◎新しくなった運天港のフェリーバースでタマン
 6月2日13時半、64センチのタマンを釣ったAさん。ここのポイントは流れが速いので30号のオモリで打ち込む。上げ潮2時間ぐらいと、下げに入ると食いが立つ。過去にも18キロのカンパチが釣れた場所、最近では大型ガーラのバラシもあった。
◎那覇周辺のガーラ
 6月1日14時、安謝新港でミジュンを追って入って来た8.6キロのガーラ、名護悦治さんがゲット。その他三重城港もマーク。(マンモス曙)
 『釣り人必読』
 天災は忘れたころにやってくる。人口1万7600人の石垣島で9000人近い行方不明者が出た、1771年の明和の大津波を忘れるな。津波は大波と違って1メートルの高さでも車や人が流される。釣りをしていて急に魚が逃げ遅れるほど速く潮が引いたら、急いで20メートル以上の高い所へ避難する。安田漁港内に津波避難ビルが完成した。
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 フィッシング沖縄社・城一人098(933)2073 メールfishingn@ii-okinawa.ne.jp

【写真説明上から】
(1)船からのフカセ釣りで71センチの大型タマン4匹、新門さん
(2)中城モールで釣ったタマンと金城さん
(3)安謝新港で釣ったガーラと名護さん
(4)瀬長島でお父さんが釣ったタマン。息子の安孝君(左)と安祝君
(5)泡瀬一文字のガラサーと仲地さん
(6)大型マグロは深い棚を狙う。赤嶺さんが釣った44.5キロ