県議会、自民報道圧力問題で抗議決議を可決 与党、中立など賛成多数 自民党の決議は否決


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自民報道圧力問題について抗議決議を賛成多数で可決する県議会=2日午後、県議会

 自民報道圧力問題に関連し、県議会6月定例会は2日午後の本会議で、与党が提案した報道機関への言論圧力と県民侮辱の発言に抗議する決議を賛成多数で可決した。宛先は安倍晋三自民党総裁。野党自民党は勉強会での発言が不穏当だとして発言者に反省を求める決議を提出したが、賛成少数で否決された。

 与党側は決議の質疑で報道圧力の発言が自民党の勉強会の場で出されたことを挙げ、議員個人の問題ではなく党の責任者である安倍総裁に抗議が必要だと強調した。自民党は勉強会が議員有志による私的な場であったことなどから安倍総裁への抗議には当たらないと主張した。
 与党の決議は自民党を除く与党、中立、無所属の31人の賛成し、自民党の13人は反対した。採決時に席にいない「離席」が2人いた。自民党の決議は自民党13人が賛成し、そのほか31人が反対した。
【琉球新報電子版】
英文へ→Okinawa Prefectural Assembly to protest LDP members’ attack on local newspapers