辺野古ゲート前座り込みきょう1年 「これからが本番」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
ゲート前の座り込み抗議1年を迎え、ガンバロー三唱する市民ら=6日、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に伴う新基地建設を阻止しようと、市民らが米軍キャンプ・シュワブゲート前の座り込み抗議を続け、7日で1年となる。市民らは「反対の輪が広がった」「現場に足を運ぶことが大事」「これからが(闘いの)本番」などと1年を振り返った。

 6日も午前6時から同ゲート前で抗議行動が行われ、最大150人を超える市民らが座り込みを続けた。県内だけではなく、県外からも多くの参加者が駆け付けた。1年ぶりにゲート前を訪れた宮城孝子さん(52)=豊見城市=は「1年前の行動と比べ、反対の輪が広がったと感じる。現場に来るのは大事で、将来の世代のために今頑張らないといけない」と述べた。
 元公務員で軍用地実態調査などを手掛けた松本當三さん(81)=浦添市=は「国土の一部の土地に過大な米軍基地が存在しているのは地域差別だ」と語気を強めながら「座り込みは1年を迎えたが、これからが(闘いの)本番だ」と話した。
 初めてゲート前の座り込みに参加した新井敦子さん(54)=神奈川県=は「(辺野古問題の)解決ができていないのは残念だが、諦めてはいけない。直接現場を訪れ、出身地の神奈川県の皆さんにも伝え、もう一つの行動につながればいい」と語った。
英文へ→Sit-in protest in front of Camp Schwab marks its first year, reaches critical stage