あすにも大東接近　台風９号、本島９日の恐れ

　気象庁によると大型の台風９号は６日午後６時４５分現在マリアナ諸島にあり、暴風域を伴いながら１時間に２５キロの速さで西北西に進んでいる。８日以降に大東島、９日に沖縄本島に接近する恐れがある。

一方、台風１０号は南シナ海にあり、やや勢力を弱めながらゆっくりとした速度で北北西に進んでいる。また台風１１号は６日午後６時現在、マーシャル諸島にあり、暴風域を伴って１時間に２５キロの速さで西に進んでおり、１１日には小笠原近海から北に進む見通しで、沖縄への影響は少ないとみられる。
　台風９号は中心気圧９８０ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は３０メートル、最大瞬間風速は４０メートル。半径３０キロ以内は風速２５メートル以上の暴風が吹いている。１０号は中心気圧９９２ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は２０メートル、最大瞬間風速は３０メートル。半径２１０キロ以内は風速１５メートル以上の強風域。
　台風接近で７日に出港予定だった那覇市の泊港と南大東、北大東を結ぶ定期船は欠航が決まった。９日に予定されていた沖縄・ハワイ姉妹提携３０周年記念式典出発式は中止になった。