台風9号 宮古、夕方に暴風域 本島、石垣は夜から


社会
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 気象庁によると8日午後9時45分現在、大型で強い台風9号は沖ノ鳥島近海にあり、暴風域を伴いながら発達し、1時間に20キロの速さで西北西に進んでいる。

宮古島地方は9日夕方から、沖縄本島地方は9日夜の始めごろ、石垣島地方は9日夜遅くに暴風域に入る見込み。沖縄本島や周辺離島を結ぶ海と空の便は9日も一部で欠航が決まっている。
 台風9号の中心気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル。半径280キロ以内は風速15メートル以上の強風域。
 台風の影響で8日、沖縄本島地方には波浪注意報が発令され、沖縄本島で2件の水難事故が発生し、少年(18)が行方不明となっている。
 台風9、10号の影響で8日、沖縄本島と各離島を結ぶ船便など計70便が欠航になった。9日の運航は朝に決定する。石垣市と竹富町の各島を結ぶ定期船は9日は全便欠航となった。鹿児島や奄美大島などを結ぶ便は条件付き運航となる。
 9日の空の便は、日本トランスオーシャン航空(JTA)は正午以降の便のうち42便が欠航になる。全日空(ANA)は午後2時以降のうち55便の欠航が決まっている。
 琉球エアーコミューター(RAC)は一部を除く32便が欠航。スカイマークは那覇発羽田行きの初便を除く33便が欠航。日本航空(JAL)は9日朝に欠航などを決める。

台風9号(8日21時現在)
台風9号予報接近時間(8日21時現在、沖縄気象台発表)