強風によるけが、10人に 台風9号


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 台風9号の接近に伴い沖縄本島と宮古島で9日午後7時までに、10人がけがをして搬送されたことが琉球新報のまとめで分かった。

 9日午後1時48分ごろ、宮古島市上野の宿泊施設の敷地内で、海岸沿いの遊歩道を歩いていた70代の男女4人が波をかぶって転倒したと119番通報があった。消防によると、男性1人が転倒した際に額を打って骨折の疑いがあり、もう1人の男性も左足を骨折したとみられる。女性2人は転倒した際に多数のかすり傷を負った。
 午後4時18分ごろ、宜野湾市伊佐の工事現場で看板を取り外そうとしていた60代の男性が強風にあおられ転倒し、頭を打って救急車で搬送された。男性は意識があるという。
 このほか宜野座村松田で自宅の屋外トイレに行こうとした70代の女性が強風により転倒して腰を打った。豊見城市や与那原町、本部町でも強風によるけが人が発生している。
【琉球新報電子版】