ひめゆり学徒が涙の証言 20年ぶりに戦跡めぐり


社会
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伊原第一外科壕跡で沖縄戦の体験を語る元ひめゆり学徒=11日午後、沖縄県糸満市 沖縄県糸満市のひめゆり平和祈念資料館は11日、太平洋戦争末期の沖縄戦に看護要員として動員され、136人が犠牲になった「ひめゆり学徒隊」の生存者が参加者と戦跡をめぐり、戦争体験を語る催しを開いた。元学徒が涙を流して証言する中、参加者は真剣な表情で耳を傾けた。

 今年は戦後70年の節目になるため、1995年以来、20年ぶりに開かれ、県内外から64人が参加した。45年3月23日に動員命令が出た後、学徒が看護活動に取り組んだ糸満市の伊原第一外科壕や、学徒ら10人が自決した海岸をバスでめぐった。
(共同通信)