台風9号 宮古、作物被害2.5億円 マンゴーは拡大恐れ


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 【宮古島】宮古島市は11日、台風9号による農作物被害が2億5760万円(速報値)になったと発表した。基幹産業であるサトウキビの被害額が約2億円に上ったほか、一部のマンゴー農家で落果などの被害が確認された。

 サトウキビは全体的に葉の裂傷などが見られたが、致命的な被害は少ないと分析した。市平良で11日午前5時までの24時間に、166ミリの降雨があるなど、市全域でまとまった雨が降ったため「少雨傾向の解消につながった面もある」とした。
 収穫期を迎えていたマンゴーは旧型のパイプハウスを使っていた一部農家で落果が見られ、約160万円の被害。ただ、台風襲来で出荷できなかった分の損害は対象外となっており、実際の被害が広がる可能性もある。