台風9号 けが27人に 軽傷新たに1人


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 9日から10日にかけて、大型で非常に強い台風9号に襲われた県内では11日、新たに1人の軽傷者が報告され、県防災危機管理課のまとめでけが人は27人となった。

 10日夜に発生した浦添市当山の土砂崩れ現場では、11日午前8時ごろから作業員が重機を使って撤去作業に当たった。近所に住む宮城民雄さん(56)は「10年以上住んでいるが土砂崩れは初めて。保育園や教会が近くにあり、車の往来は結構ある。台風が続いて来そうなので、車が通る時に崩れないか少し心配だ」と話した。
 11日午前9時すぎ、糸満市の糸満漁港で、船だまりに係留されていた漁船が沈没しているのを海上保安協力員が発見した。漁船は放置されていたものとみられ、台風の影響による沈没かどうかは確認されていない。那覇海上保安署によると油の流出などは確認されていないという。県防災危機管理課などによると、浦添市内で雨水の流入により民家1軒が半壊した。