【中国時報】学生バイト、環境劣悪 半数以上が法定賃金以下


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 台湾の群園基金会が6日に発表した学生アルバイトに関する調査結果によると、半数以上の時給が最低賃金である115元(約450円)以下であり、労働保険への加入率もわずか2割強と過酷な労働環境にあることが分かった。

 調査によると、最低賃金以下で働いているバイト生のうち、35・3%が時給100元(390円)以下。他にも給料の不払いや遅配、制服代の請求などの雇用者側の一方的な給料の差し引きが行われており、結局、雇用者が泣き寝入りしている実態も明らかになった。
 3年前の調査では7割が最低賃金以下であり、改善の傾向は確認されたが、法律関係者は雇用主に法律の順守を訴えると同時に、アルバイト学生の権利意識の向上のため、学校での指導も必要だと指摘している。