報道圧力に抗議決議 西原町議会、憲法順守求める


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報道圧力問題に関する意見書と抗議決議を可決する西原町議会=13日午前

 【西原】西原町議会(新川喜男議長)は13日、臨時議会を開き、自民党の報道圧力問題について「報道弾圧発言に対する撤回と憲法順守を求める」意見書と抗議決議をそれぞれ賛成多数(賛成9、反対6、退席2、欠席1)で可決した。意見書は首相宛て、抗議決議は自民党総裁宛てとなっている。

 決議では「民主主義の根幹である報道・表現の自由を権力が規制することは許されない」「沖縄戦で多くの住民が犠牲となった要因として、言論を含めた国家統制があったことを忘れてならない」と指摘し、発言撤回と憲法21条や98条、99条の順守を求めた。【琉球新報電子版】