激闘20分 17キロロウニンアジ


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 釣り好きな父親の影響を受けて、小さい頃から釣りを楽しんできた大城真さんは、ここ数年タマン釣りに夢中で、時間があればタマン釣りに出かける若きアングラー。7月8日も仕事が終わって、夜9時からマイポイントの北谷海岸でタマン狙いで竿(さお)を出した。前回釣れたタマンの切り身を餌に仕掛けを投げ込んだ。

 30分に1回くらいアタリはあるが本命ではなかった。午後11時になっていきなり大きく竿がくの字に曲がりリールからものすごい勢いでラインが引き出された。すぐに竿を手に取り、渾身(こんしん)の力で竿を立てたがびくともしない。掛かった魚がタマンじゃないと悟り、必死に耐えた。

 50~70メートル程沖に走った魚は、今度は右に左に走り回り抵抗する大物。その引きを見て憧れのロウニンアジかもしれないとテンションは上がったが、竿を持つ手は既に握力がなく、プルプルと震えてきた。体力の限界と闘いながら20分の激闘の末ようやく足下近くに寄せてきた。しかし、ギャフを準備していなかったので、近くの浅場まで引っ張り上げたのは17キロのロウニンアジ。生まれて初めて強烈な引きを経験した大城さん、今度は20キロオーバーを釣りたいと目を輝かせた。(おきなわ釣王国社・仲栄真修)

7月8日、北谷海岸で105センチ、17キロのロウニンアジを釣った大城真さん
3日、糸満海岸でお父さんと一緒に54センチと45センチのタマンを釣った玉城椋大郎君&獅道君
5日、読谷海岸で32.5センチのイラブチャーと26.5センチのトカジャーを釣ったとうまりゅうすけ君とたいせい君
3日、伊計島で30センチのクチナジを釣った又吉章也さん
6月24日、伊是名島で66センチ、4.38キロのタマンを釣った比嘉周史さん
5日、泊港で74センチ、4.65キロと67センチ、4.1キロのロウニンアジを釣った金城由樹さん
6日、読谷海岸で54.3センチ、2.3キロ他3匹のタマンを釣った松本誠さん
7日、万座毛で60.3センチ、2.71キロと53センチ、1.97キロのカツオを釣った山城拓也さん
6月30日、糸満釣り筏で70センチ、3.4キロのオニヒラアジを釣った安次嶺淳さん(左)と63センチ、2.33キロのオニヒラアジを釣った小松岩夫さん