【中国時報】毒ヘビの養殖急増 需要増で価格高騰中国


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 中国では今、毒ヘビの需要が高まり価格が高騰している。野生のものでは需要に追いつかないため、近年養殖業者が急増しているが、依然として品薄状態が続いており、従来の十数倍の価格で取引されるヘビも出てきている。

 毒ヘビは特に希少価値の高い高級食材とされており、看板料理として打ち出すホテルもあるほどだ。食材以外ではヘビ革を使った商品も人気だ。最も高価で取引されているのは冷凍の毒液で、金より高い相場で売買されている。
 十数年前まで、毒ヘビの養殖は広西省を中心に小規模に行われていたが、今では中国各地に波及している。数年前は1斤(500グラム)で十数元(300円前後)だった烏梢蛇(ウショウダ)も、現在は1斤200元(約4千円)と10倍以上にまで値上がりしており、今後も価格は上昇するとみられている。