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2017年にトルコで開催される聴覚障がい者の「デフリンピック」夏季大会に向けて、女子バレーボールの日本代表選手12人が18日から3日間、糸満市民体育館で沖縄合宿を実施した。
日本デフバレーボール協会顧問で県バリアフリーバレーボール協会長を務めた宮里孝三氏(享年77歳)が4月に他界したことから、宮里氏の墓参も兼ね初の沖縄合宿となった。
監督は元バレーボール日本代表で北京オリンピックにも出場した狩野(かのう)美雪。狩野監督の下、13年のデフリンピックでは銀メダルを獲得しており、次は金を目指している。
選手12人の中には、県出身の高良美樹もおり「地元での合宿はうれしい。外国に試合に行くと環境が変わる。沖縄の合宿はその点普段と環境が異なるのでその違いを選手のみんなが実感できたらいいなと思う」と語った。
狩野監督は「海外ではデフリンピックが、オリンピックやパラリンピックと同様に位置付けられており、その意味で練習する上での環境が日本と異なる。頑張って結果を残し、多くの人に応援してもらいたい」と述べた。
合宿には日本デフバレーボール協会の大川裕二理事長やトレーナーの中川菜保らスタッフ7人も同行。SOLA沖縄保健医療工学院との練習試合も行われた。