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【嘉手納】名護市議会(屋比久稔議長)は22日午前、沖縄防衛局を訪ね、2006年から07年にかけて行われた米軍キャンプ・シュワブでのボーリング調査結果の情報提供を求める意見書を提出した。防衛局は「調査結果は保存期間を満了したために破棄しており、情報の提供は困難」と答え、調査結果が破棄されていることを明らかにした。
意見書では「キャンプ・シュワブ一帯の埋蔵文化財を調査する上で、ボーリングのコア(地層から抜き取ったサンプル)は絶対に必要な情報」として、調査に関する情報提供を求めている。防衛局の回答に対し、市議団からは「沖縄の文化を無視しているのではないか」などと批判の声が上がった。
同市議会は、美謝川集落住居跡地などの歴史遺産の保全、遺骨収集などの戦後処理の実施についても併せて要請した。【琉球新報電子版】