福島第1原発3号機プールの最大がれき撤去へ 全作業中断し厳戒


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 東京電力は、福島第1原発3号機の使用済み核燃料プールで重さ35トンもある最大のがれきを月内にも撤去する。クレーンでの引き上げ作業中にトラブルがあればプールの水位低下や燃料破損につながる恐れもあるため、構内の全作業を中断する厳戒態勢で臨む方針だ。

 このがれきは、燃料を原子炉に出し入れする「燃料取扱機」。プールをまたぐように設置されていたが、2011年3月の原発事故の際、水素爆発で壊れ、ひしゃげた形でプールに落下した。
 東電は撤去のために専用の器具を開発。燃料取扱機の3カ所に器具を引っ掛けて2台のクレーンで引き上げる計画だ。
(共同通信)