【台風12号】空の便1万3千人影響 船も88便欠航


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台風12号の影響で、空席待ちや搭乗便の変更などで混雑した那覇空港の出発ロビー=25日午前、那覇市

 台風12号の影響で25日、県内の交通機関が乱れた。空の便は那覇と東京、大阪、福岡、宮古、石垣などを結ぶ便を中心に少なくとも計119便が欠航、約1万3千人に影響した。船は本島と周辺離島を結ぶ便を中心に88便が欠航した。沖縄本島の路線バスは北部を運行する8路線が正午から運休した。沖縄都市モノレールは通常運行した。

 26日は那覇と福岡など九州各県、奄美大島などを結ぶ航空便に影響が出る恐れがある。
 空の便で多くの欠航が出た那覇空港は25日、空席待ちや搭乗便の変更で混雑した。千葉県から観光で訪れた仲程なおみさん(65)は「夕方以降の便を予約していたので確実に帰れる便に変更しようと思い、朝から来ている。予定の便が飛ぶと聞いて安心した」と話した。奈良県から観光で訪れた勝山健吾さん(26)は「夜の便の予定だが帰れるか不安だったため早めに来た。今のところは帰れるようだが本当に飛行機が飛ぶのか不安だ」と話した。