楽しく踊り相互理解 ダンサーと障がい者ら交流


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参加者全員でダンスを楽しんだ「ダンス祭」。リズムに合わせて体を動かす知的障がい者や一般の参加者=18日、沖縄市のミュージックタウン音市場

 【沖縄】「スペシャルオリンピックス日本・沖縄」(稲嶺勇会長)は18日、ダンサーと知的障がい者らが一緒にダンスを楽しむイベント「ダンス祭」を、ミュージックタウン音市場で開催した。市内外から多くの親子連れが参加し、音楽のリズムに合わせてステップを踏んだり手を振ったりして、体全体を使ってダンスを楽しんだ。

 「スペシャル―」はスポーツを通じて知的障がい者を支援している。障がい者アスリートの活動資金を造成するため、今回のチャリティーイベントを開催した。
 ダンス祭には県内で活躍する8チームが参加し、パワフルなストリートダンスやサルサ、優雅なフラダンス、妖艶な社交ダンスなどを披露。各チームはパフォーマンス終了後、来場者をホール中央に誘い、簡単な踊りを手ほどきして一緒にダンスを楽しんだ。最後はV6の「WAになって踊ろう」の歌に合わせて参加者全員で踊った。
 美咲特別支援学校中学部3年の波田間和也さん(14)=うるま市=は「学校でも踊るほどダンスが好きだが、参加してもっと好きになった」と笑顔で話した。
 スペシャル―の普久原尚子事務局次長は「一般の人も知的障がいの人も踊りはみんなが好き。同じ空間、時間を共有することでお互いを理解してもらいたい」と取り組みの狙いを話した。