国頭林道2ヵ所、台風で土砂崩れ 東村国道、復旧進まず


社会
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路肩の土砂が崩れてガードレールが下がっている林道「我地佐手1号線」=27日、国頭村我地

 【国頭・東】25日に沖縄本島地方へ接近した台風12号に伴う豪雨で26日、国頭村内の林道2カ所で土砂崩れが確認された。20日の豪雨から全面通行止めが続いている東村平良の国道331号の土砂崩れ現場では、台風接近で25、26の両日は土砂除去作業を中断し、27日も土砂捨て場が満杯で代替地確保や重機の手配などで作業を中断した。

作業再開のめどはついておらず、通行止めは当面続く見通しだ。
 台風12号で新たに発生した土砂崩れは、国頭村我地の林道「我地佐手1号線」と同村奥の「チヌフク林道」。主に林業の業者や一部の地域住民、調査者らが使用している。
 県管理の我地佐手1号線は、路肩の一部で土砂が崩れ、安全確保のため設置されているガードレールの位置も下がった状態だ。小型の自動車は通行できるが、崩れた場所に目印を立てて注意を喚起している。国の補助を受けるための災害査定を経て本格的な復旧作業に入る。
 村管理のチヌフク林道は、一部の斜面の土砂が崩落し通行止めとしている。業者へ委託し、土砂の撤去を進める。