沖縄労働局が31日に発表した6月の県内有効求人倍率(季節調整値)は前月比0・01ポイント上昇の0・85倍となり、復帰後の最高値を4カ月連続で更新した。
有効求人倍率は2009年3月以降、全国最下位だったが、ことし4月に6年1カ月ぶりに脱出し、全国46位。
4月以降、3カ月連続で全国46位に位置している。最下位の埼玉県は0・82倍、45位は鹿児島県で0・86倍となっている。
県統計課が同日発表した6月の県内完全失業率(現数値)は0・1ポイント低下(改善)の5・1%だった。
待鳥浩二沖縄労働局長は31日の定例記者会見で「有効求人倍率の分母となる有効求職者数の減り方が横ばいになり、落ち着きをみせている」と有効求人倍率の伸びが鈍化してきている要因を分析した。
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