未成年の子を育てているひとり親世帯の求職者の安定した雇用形態への就職を支援する県の「ひとり親世帯就職サポート事業」の本年度の第1期生の事前研修が3日から始まった。
求職者と企業を説明会や面接を通じて引き合わせ、事前研修や職場訓練を経て就職につなげていく。子育てで時間の制約などでパートや非正規などの不安定な雇用形態となることが多いひとり親の就職支援を図り、県全体の失業率改善も目指す。
同事業は子育て中のひとり親世帯の父母が一般事務やコールセンター、観光業、介護職などの企業の説明会や面接後、基礎的技能を身に付ける事前研修を行う。3カ月間の職場訓練を経て就職することを目指す。
本年度からは研修期間中も訓練手当の支給が行われる。3日に行われた1期生の事前研修には16人の受講者が参加した。本年度は60人を予定しており、随時追加の応募を受け付けている。問い合わせは県母子寡婦福祉連合会(電話)098(887)4099。