青切りシークヮーサー 本部で初出荷式


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青切りシークヮーサーの本格出荷をPRする「北部地区シークヮーサー生産・出荷・販売推進会議」関係者ら=5日午後2時、本部町伊豆味

 【本部】青切りシークヮーサーの本格出荷に合わせた2015年度の「青切りシークヮーサー初出荷式」が5日、本部町伊豆味で開かれた。開催地の本部町のほか、大宜味村や名護市、県、JAの関係者が訪れた。関係者は今が旬の青切りシークヮーサーをPRし、生産・加工・販売を合わせた「シークヮーサー産業」の発展に向けて意気込んだ。

 出荷式はシークヮーサー産地の北部6市町村などで構成する「北部地区シークヮーサー生産・出荷・販売推進会議」が主催。2002年から始まり、これまで毎年大宜味村や名護市などで開催され、本部町での開催は今回が初めて。
 市町村などのまとめによると、ことしのシークヮーサーの生産量は、豊作だった昨年に比べて減産の約3千トンになる見込み。カメムシ被害や果実の生理落下が主な要因としている。
 開催地の本部町では伊豆味を中心に生産されており、年間で約400~500トン生産されている。伊豆味でシークヮーサーを生産している座間味栄純さんは「本部は観光地。観光客やホテルを中心に販売を広げていきたい」と意気込んだ。
 本部町の平良副町長は「やんばるの天然資源であるシークヮーサーに研きをかけて消費拡大し、やんばるや沖縄の経済発展につなげていきたい」とあいさつした。
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